ヘアサイクルの段階

ヘアサイクルは主に4つの段階に分ける事ができます。中でも成長期は髪全体の8割~9割がこの状態にあると言われるほど大切な時期です。成長期は毛母細胞が髪の毛を作るよう指令を受け、細胞分裂を活発にさせる時期です。この活発な細胞分裂により髪は生まれ、成長を続けます。この時期に髪の毛は太く長く成長をします。

髪の毛は伸び続けるわけではありません。一定の時期で髪の毛は成長を止めます。これは退行期と呼ばれます。髪の毛は退行期になると成長をストップさせます。この時期にいる髪の毛は全体の中でも少なく、1割もないと言われています。その後髪の毛は休止期に突入します。休止期は成長を止め、現状のまま変わらない状態を指します。髪の毛全体の1割~2割が休止期に当たります。

休止期に入って3~4か月後に髪の毛は抜け落ちます。これを脱毛期と呼びます。AGAの人は成長期が短く、休止期が長くなる傾向があります。髪の毛が成長しないため段々と頭髪の密度が薄くなり、薄毛の症状となります。AGAの治療は成長期を長く休止期を短くし、ヘアサイクルを正常に戻す事を目指しています。ヘアサイクルは3年~7年の長い周期で動いていますから、治療も長い目で見る必要があります。

ヘアサイクルとは

髪にはヘアサイクルと呼ばれる発毛周期があります。これは3年~7年ほどの周期で脱毛と発毛を繰り返しています。個人差はありますが、健康な髪の人でも1日に50本~60本の髪の毛が抜けると言われています。抜け毛の多さに驚くかもしれませんが、健康な状態なら脱毛と同時に発毛も行われるため、髪の毛全体の本数に大きな変化は出ません。

食事しかし、このヘアサイクルが乱れると脱毛と発毛のサイクルが崩れ、抜け毛だけが増えて髪の毛が生えてこない、という状況が起こります。発毛治療の基本となるのは、このヘアサイクルを正常化させる事です。ヘアサイクルが乱れる原因とされているのは精神的なストレス、食生活や睡眠時間の乱れですが、遺伝や薬の副作用も原因となっている場合があります。過疎のパーマや染毛もヘアサイクルを乱す原因になります。

発毛のために大切なのは、まずヘアサイクルを乱している原因を取り除く事です。どんなに優れた治療でも、ヘアサイクルを乱す習慣を続けたままでは効果が出ません。ストレスの解消方法を持ちこまめにストレス解消をする、規則正しい食事と生活リズム、正しい髪のお手入れなど、日々の生活を変える事も発毛の治療には大切な事です。

つづいてヘアサイクルの段階について説明していきます。

発毛までの細胞分裂

髪の毛髪の毛は元々皮膚の一部で、手足の爪と似たようなものです。その成分は主にアミノ酸です。髪の毛が生えるまでにはまず、アミノ酸が毛乳頭に運ばれ、真皮細胞ができる必要があります。その後表皮では細胞分裂が繰り返され、頭皮の奥へと落ちていきます。落ちた場所で毛包ができます。それから落ちた表皮は真皮細胞を包み、毛母細胞へと発達します。以降髪の毛はこの毛母細胞から作られます。できあがった毛母細胞はメラニンを生成し、そのメラニンを取り込んで更に分裂をします。分裂した毛母細胞が毛細血管を通じて運ばれてきた栄養成分と結びつく事で、初めて髪の毛となります。

これらの細胞分裂が繰り返され、髪の毛は段々と表皮の方へと押し出されますこの押し出される動きが発毛です。ただ生えてくるだけと思われている髪の毛ですが、体の中ではこのような複雑な細胞分裂が行われていました。

薄毛やハゲなど髪の毛に関するトラブルは、これらの細胞分裂が正常に行われなくなり、髪の毛の成長が止まったり、新しい髪の毛が作られなくなる事で起こります。また個人差はありますが髪の毛は1日に0.4ミリ伸びると言われています。1カ月で1.2センチ、1年で15センチ程度伸びる計算です。細胞分裂が行われないと、髪の毛は充分に成長する前に抜け落ちてしまいます。

発毛の仕組み

髪の毛は爪と同じく元々は皮膚の一部です。細胞分裂の結果生み出された髪の毛は、更に繰り返される細胞分裂により徐々に表皮へと押し上げられます。これが発毛です。

ストレス髪の毛にはヘアサイクルと呼ばれる3年~7年周期のサイクルがあります。中でも一番重要で多くの割合を占めているのが成長期です。成長期では活発に細胞分裂が起こり、髪を太く長く成長させます。成長期にある髪の毛は全体の8割~9割とも言われています。その後髪は退行期を経て休止期に入ります。髪の毛全体の1割~2割が休止期にあたると言われています。休止期に入った髪の毛は成長が止まります。休止期は3カ月~4カ月続き、やがて脱毛期へと移行します。脱毛期は毛が抜け落ちる時で、個人差はありますが1日に50本~60本の髪の毛は抜け落ちます。抜け落ちる一方で通常は新しい髪の毛も生まれているため、髪の毛全体の量は変わりません。

しかし何らかの原因でこのヘアサイクルが乱れると薄毛の症状が現れます。薄毛の症状が出ている人は髪の成長期が短く、その代わりに休止期が長くなります。このヘアサイクルを乱す原因は様々あり、発毛を促すためにはまずそれらの原因をできるだけ取り除く必要があります。ストレスや乱れた食生活が原因となる事もありますから、ヘアサイクルを正常に戻すためにはストレスをこまめに解消する事やバランスの取れた食事を心がける必要があります。ヘアサイクルは数年単位で繰り返されているため、発毛を促す治療も長い目で治療を続ける事が大切です。